地域DDP①-③


 【地域DDP①(12/15-16)】 

 

  当事業は、12月15日、16日に地域DDP①を東京都内ならびに大阪府内にて開催しました。

 

  全体DDPⅠに続く地域DDP①では、主にプレゼン技術の取得、グループディスカッションの手法の体得、そして批判的思考について学ぶことを目的としました。

 

  はじめに、個人DDPで作成したプレゼンの発表およびリバイズを行いました。DDPでは、集団で行う全体/地域DDPの合間に個人DDPを行います。地域DDP①の前には、個人DDPを通じてサポーターの局員とともに団員ごとにNMUNでの議題を決定し、その議題に関する分析やリサーチを行いました。そしてこれらについて、その内容をまとめたプレゼンを作成し、初日に発表してもらいました。前回発表してもらった自己紹介プレゼンに比べて、内容が複雑になり、その分聞き手に伝わるような発表方法とは何かを模索することに苦戦する団員が多く見受けられました。プレゼンの内容に関しては、政策立案の肝である問題分析に苦労する団員が多く見受けられましたが、局員の指導のもと、リバイズにベストを尽くしました。

 

  また、問題解決能力育成の一環として、批判的思考に関する講習を行いました。この批判的思考は、団員が作成するプレゼンや政策などの成果物に対して有効な思考法です。

 

  さらに、グループディスカッションの方法に関する講習も行い、実践練習として自由討論型のグループディスカッションを行いました。自由討論型特有の抽象的なテーマについて限られた時間のなかでどのように議論を行い合意に持ち込むか、その流れの体得に苦戦する団員が多く見受けられましたが、次第に「できなかったこと」についてどのようにしたらいいのかを自発的に考え、成長する様子が見られました。 


 【地域DDP②(1/26-27)】 

 

  当事業は、1月26日、27日に地域DDP②を東京都内ならびに大阪府内にて開催しました。

 

  全体DDPⅡに続く地域DDP②では、主に課題解決型グループディスカッションの技術の体得や英語での交渉に慣れること、そして団員たち自身が取り組んでいる成果物について批判的に評価し、より良い成果物を作成できるようになることを目的としました。

 

  初日は、まず政策プレゼンの発表および内容のリバイズを行いました。この日はOBOGの先輩方もお招きし、団員の取り組む議題の分析や政策に関してコメントをいただきました。局員が提供してきた視点以外の、より深い視点からコメントをいただき、非常に有意義な時間でした。ご協力いただき、誠にありがとうございました。またグループディスカッションでは、新たに課題解決型グループディスカッションの実践練習を行いました。全体DDPⅠで行った問題解決能力に関する講習やこれまでのグループディスカッションで学んだ知識をもとに、初めてのテーマながら、自発的に「どうしたら効果的、効率的なディスカッションが可能なのか」を考えることができました。

 

  2日目は、まず初日に続いて問題分析のリバイズを行いました。分析内容を論理立てて説明することに苦労する団員が多く見受けられ、彼らの今後の課題として残りました。また、初日と同じく課題解決型グループディスカッションの実践練習を行いました。前日の課題をうまく乗り越えるための足がかりを見つけられる団員が多く見受けられました。さらに、前回の全体DDPⅡで学んだ交渉術を英語交渉でも生かすべく、英語グループ交渉を行いました。ここでは、英語という言語の壁がありつつも、前回学んだような交渉に必要な要素を実践の中で再確認することができました。しかし、やはり日本語での交渉に比べ、やや積極性や内容の成熟度は落ちていたため、NMUNに向けての課題として残りました。


 【地域DDP③(2/9-10)】 

 

  当事業は、2月9日、10日に地域DDP③を東京都内ならびに大阪府内にて開催しました。

 

  地域DDP②に続いて開催された地域DDP③では、主に成果物のブラッシュアップや英語に対する抵抗をなくすこと、そして課題解決型グループディスカッションの技術体得を目的としました。

 

  まず問題分析および政策のリバイズを行いました。政策発表会を月末に控え、ゴールを見据えたリバイズ計画の作成や成果物のリバイズに精を出しました。

 

  また、前回の地域DDP②に続き、課題解決型グループディスカッションの実践練習を行いました。以前に比べ、ディスカッションの進行および内容の質が向上し、団員の成長を見ることができました。加えて、「よりよい議論のために必要な要素とは何か」等について、団員内で自発的に議論が発生するなど、積極的に学ぶ姿勢が多く見受けられました。

 

  さらに、英語交渉の練習として、新聞記事についてその賛否を1対1で議論するコンテンツを行いました。ここでは、前回に比べて積極的に自分の意見を発信できた団員が多く見受けられました。NMUNに向け、少しずつ英語についても準備が整いはじめてきた印象を受けました。

 

  そして、プレゼン技術の練習として、提示されたお題に対するスピーチを短時間で準備し発表する、即興英語プレゼン大会を開催しました。数ヶ月間の練習の成果として、初期の頃と比べて質の良いプレゼンを短時間で仕上げられるようになっており、団員達の成長を感じることができました。また各団員が、わかりやすい内容かつ聴衆の興味を引くような十人十色の内容のプレゼンができ、非常に盛り上がりました。


  地域DDPは、全体DDPよりも団員と局員の距離が近いため、各回ごとの団員達の成長がよくわかり、非常に密な時間が過ごせました。

 

  最後になりましたが、この場をお借りして、DDP開催にご協力いただいた全ての方々に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

2019年3月22日

36代運営局 DDP(団員育成プログラム)担当

村田 彩緒 

 




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