18代 梁田 真樹子


全米団でどのような活動をされましたか?

 

 第17代団員としては、模擬安全保障理事会でカナダを担当しました。当時はコソボ紛争が終結して間もなく、情勢が不安定な中、それを安定させるための方策などについて議論しました。団員に選ばれた後、半年をかけてリサーチやメンバーとの討論を重ねたほか、本番では(当然ながら)全編英語での議論で、鍛えられた実感があります。

 帰国後は第18代の派遣事業に会計としてかかわりました。主に渉外担当とファンドレイジングを行いながら、学生にしてはかなりの金額を活動に対して支援していただく意義は何か、団員とよく話し合ったと記憶しています。

 

 

全米団から得たものは何ですか。特に印象に残ることがあれば教えてください。

 

 時間をかけて共に勉強し、外国で3週間過ごした友人たちはかけがえのない宝です。今はそれぞれが社会の第一線で活躍しており、自分自身も奮い立たせられます。また、世界各地からの参加者と接することで、世界の多様さを実感しましたし、ノンネイティブの英語でもいかに聞かせ、議論に参加するかのノウハウも体得しました。

 

 

全米団はこれまでのキャリアや人生にどのような影響がありましたか?

 やや大げさに聞こえるかもしれませんが、日本にいるだけではなかなか思いつかない発想や世界のとらえ方、あるいは様々な国の背景を吸収できたことは、国際記者を目指す上で必要な適応力や、フラットかつ多角的な視点を養うきっかけになったと思っています。また、全米団のOBOGは国内外の様々な分野で活躍しており、その輪の中にいることによって、これも大げさではありますが、自分も全米団OGとして恥じぬよう世界に貢献しようという気概を持てます。

 

 

今後のビジョンを教えてください。

 「Post Truth」という言葉まで表れるようになった現代において、世界の様々な問題の実相、現場をいかに伝えるか。また、それによって一人でも多くの人に、それまで知らなかった地域の情報や世界の見方に接し、国際社会への理解を深めてもらうにはどうすればよいか。報道業界に身を置きながら、少しでも「世界」への理解が広がり、より平和な世界を作るための一助となる仕事を追求し続けたいと考えています。

 

最後に一言

 模擬国連、また全米団の活動から得られることは本当にたくさんあります。そしてそれは、回りのメンバーと共に学び、話し合い、かかわり合えば合うほど得られるものです。ぜひ好奇心を強く持ち、課題に積極的にぶつかり、毎日の活動を楽しんで羽ばたいてください。

 




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