DDPα


当事業は、11月8日、9日に団員育成プログラム(DDP)αを行いました。DDPαは、10月31日の団員発表後、運営局員と団員の初めての顔合わせの機会であり、団員同士の交流を深めるとともに、パブリックスピーキングに慣れることと論理的思考力を養うことを目的としました。

パブリックスピーキング能力の向上のために、団員はプレゼンテーションの基礎を講義形式で学び、それぞれ一つのテーマに沿ったプレゼンテーションを作成、発表しました。発表を受け運営局員は、プレゼンテーションの形式面に重点を置いた指導をしました。最初は慣れない発表に四苦八苦していた団員も、最終的には堂々とした発表ができるようになり、練習の成果を存分に発揮していました。


また論理的思考に関する講義と、問題分析を兼ねたディスカッションを軸としたワークショップも行いました。「問題解決」と「問題決定」について、実践練習を交えつつ、考え方について運営局員からアドバイスをしました。問題分析をするにあたっては、その問題の原因や影響を論理的に考えることが必要になります。したがって講習後、団員は対処する問題を「構造的に把握する」ということを意識して課題に取り組みました。問題発生のプロセスや問題を構成する事例の分類といった、今まであまり持つことがなかった視点を各自が得ることができたのではないかと思います。

ワークショップの後には、グループディスカッションの時間を設け、団員を2つのグループに分けて異なる議題の下で議論をしてもらいました。それぞれのグループに対して、運営局員から積極的なフィードバックがなされました。団員は、自分自身が議論するとともに、他者の議論の過程を見ることで、知識としての「手法」と実践における「手段」が、似て非なるものであるということを感じ、実践することの重要性を学んでいました。実際の全米大会においても、また社会に出た後も、他者と共同で問題分析及び決定を行う場面は多々あります。今回得た気づきを今後どう生かしていくのか、一人一人がしっかりと考えてほしいと思います。

 

今後は、12月に行われる地域DDP1において、来年の全米大会で議論される可能性が最も高い優先議題を決定し、政策立案のプロセスに入ります。運営局員及び団員一同、これからも渡米プログラムに向けて益々精進して参りますので、ご声援のほどよろしくお願いします。

                        2014年12月7日

                     32代運営局DDP(団員育成プログラ)担当

                            河原 沙也加




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