団長挨拶


皆様こんにちは。模擬国連会議全米大会第33代日本代表団派遣事業運営局、運営統括ならびに団長を務めます、村田雅と申します。


今年度、全米団派遣事業は33年目を迎えます。

その33年という年月のなかで日本、ひいては世界は大きく変貌を遂げました。主な要因となっているのは言わずもがなグローバル化でありますが、これに伴い国内地域レベルでも国際化が進み、近年日本の学生らも多様な形態で積極的に国際社会と関わりを持つようになりました。もはや、グローバル化が日本にもたらしたものは政治経済の国際化のみならず、若者を筆頭とする日本人全体の国際社会適合化とも言えるのではないでしょうか。

全米団事業もこの幾年かの間にもたらされた大きな時代の変化に則り、今一度、国際学生事業としての唯一性を見出し、日本社会における価値を見直す転換期に入ったのではと感じております。


このような背景を踏まえ、今年度当事業は、

“問いの無い世界で答えの探求に挑み、社会に変革をもたらす” 

をコンセプトに掲げ運営に取組んで参ります。

 

国際規模の模擬国連会議に日本代表団として挑むにあたり、各団員は、社会で問題視されるある事象に対し、その問題の本質を見極め、その事象で本当の問題が何なのかといった「問い」を自ら提起し、その「答え」を自己の中だけでなく多様な価値観を持つ他者と共に探求することが常に求められます。私たちはこの探求活動を事業の中心に据え、その活動によって周囲に波及効果をもたらし、結果として実社会に変革をもたらすことを目指します。特に、上述したような探求が出来る人材を育成し、世界規模の国際会議という実社会に解決策を提言する場に一員として携わる経験を提供し、そして団員・運営局員らが当事業で得たものを周りへ還元することで同世代に刺激を与えることにより、実社会への波及を実現させる次第です。

 

最後となりましたが、日頃より当事業へのご理解ご協力をいただいております顧問の先生方、財団・企業の皆様、協賛・後援団体の皆様、そして全国の日本模擬国連会員の皆様にこの場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。今後とも、皆様の当事業への変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、そしてどうぞ派遣される団員に対し温かいご声援のほど、心より宜しくお願い申し上げます。

 

2015年6月7日

33代運営局運営統括・団長担当

村田 雅




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